行政書士の通信講座を活用して学ぶメリット・デメリットとは?
本当は資格の予備校に通学したいけど「通える範囲に予備校がない」という人や「仕事があって通学口座のスケジュールに合わせられない」という人は、資格の予備校が実施している通信講座がおすすめです。今回は、通信講座のメリットとデメリット、またどういう観点から選ぶとよいかご紹介します。
行政書士の通信講座を活用して学ぶメリット
通信講座のメリットとしては2つあります。まず1つが、自分のスケジュールで勉強を進められるということです。通信講座の場合、通学講座のように学習スケジュールをほかに合わせる必要がないので、自分のスケジュールで勉強を進めることができます。働いている人などは、仕事以外の時間で試験勉強を進めることができるので、時間を効率的に使うことができます。
そして、2つ目は教材が用意されていることです。独学のように、行政書士試験合格に必要な教材を、調べて購入する必要がなくなります。通信講座では、資格の予備校が教材を用意してくれますので、教材を調べたり探したりする時間が節約できます。ある程度歴史のある予備校だと、過去に合格者を多数出しているような教材が送られてくるので、教材不足を気にする必要もなくなります。
行政書士の通信講座を活用して学ぶデメリット
デメリットも2つあります。1つは、費用が掛かることです。利用する予備校や講座にもよりますが決して安くはない金額になります。そして2つ目は、スケジュール管理ができないと挫折するということです。
通信講座を利用する際に、一番気を付けないといけないのが「スケジュール管理」です。通信講座は、自分のスケジュールに合わせて好きな時間に勉強できる反面、そのスケジュールをちゃんと管理しないと挫折します。独学と通学講座の「いいとこ取り」のような通信講座も、スケジュールの管理ができないなら、どの勉強スタイルよりも悪いものになってしまいます。
行政書士の通信講座はどのような観点から選ぶべき?
通信講座を選ぶ際に、果たしてどのような観点から選べばよいのでしょうか。5つの観点からご紹介したいと思います。
レベルに合った教材選び
通信講座の場合、基本的にひとりで勉強を進めていくのでテキストが非常に重要です。しかし、同じスクールのなかでも講座やカリキュラムによって教材が違うこともあります。そのため、自分のレベルに合ったテキストを使用している講座を選ぶことが大切です。
たとえば初心者であればフルカラーでイラスト入りの教材を選ぶと視覚的にもサポートしてくれるので理解しやすくなります。逆に、ある程度の知識がある人は、演習問題中心の講座がおすすめです。
勉強のしやすいサービスを選ぶ
通信講座における勉強のしやすさを「web教材」「映像授業」のふたつの観点でみていきたいと思います。web教材とは、スマホやタブレット上で演習問題や参考書を見ることができる教材のことで、重いテキストを持ち運ぶ必要がないため、いつでも手軽に勉強できます。通勤中や出先など、隙間時間を活用したいなら、web教材があるものがおすすめです。
また、外で学習することが多い人には、映像授業をダウンロードできるものがおすすめです。事前にスマホに入れておけば通信料も場所も気にせず、どこでも勉強できます。図書館など自宅以外で勉強することが多いのであれば要チェックです。
添削指導のある講座がおすすめ
行政書士の試験問題には「択一式」と「記述式」の2種類があります。とくに、記述式問題は文章で回答するので、不正解の場合でもどこが間違っているのかがわかりづらい場合も。そのため、記述試験に自信がない人は添削指導がある講座を選んでおくと安心です。専任の講師に採点してもらえば、自分では気づきにくい回答の癖や足りない要素を的確に指導してもらうことができます。
サポートの手厚さ
勉強の進め方がわからない人や、勉強を続けることに自信がない人は、学習計画や進捗管理をくれるシステムがある講座を選びましょう。また、通信講座のなかには、疑問点を講師に直接質問できるものもあります。苦手科目を潰しながら勉強したいという方は、質問サービス対応の講座を選ぶのがおすすめです。
返金制度や教育訓練給付金の有無
行政書士は合格率が10%未満と非常に難関試験となるので、不合格の場合の返金制度のある講座を選んだり、合格お祝い金があるかなどをチェックしたりしましょう。教育訓練給付金制度の対象講座であれば、受講料の一部を国に支給申請できるので利用するとよいでしょう。
以上、行政書士の通信講座を活用して学ぶメリットやデメリット、また選ぶ際のポイントをご紹介しましたがいかがでしたか。働きながら資格取得を目指す人には通信講座がおすすめではありますが、どの講座を選ぶかが大切なポイントですので、それぞれの講座のホームページを見たり、資料請求をしたりして検討するとよいでしょう。