行政書士通信講座を選ぶ際に意識するべきポイントについて解説!
行政書士を目指そうとしたとき、通信講座や予備校を利用するべきか、あるいは独学で勉強するべきかと悩んでいる方もいると思います。結論からいうと、行政書士試験の合格率は10~15%と低く、初学者が独学で成し遂げるのはかなり難しいでしょう。そこで今回は、行政書士資格講座を選ぶ際のポイントや注意点を詳しく解説します。
行政書士試験対策は通信講座で行うのがおすすめ!
独学で行政書士の資格取得が難しい場合、通信講座や資格予備校を利用して勉強する人がほとんどです。では、通信講座と資格予備校のどちらを選ぶべきなのでしょうか?
もちろん、それぞれにメリットとデメリットがあり、一概にどちらがよいとはいえませんが、たくさんの人におすすめできるのは、通信講座といえるでしょう。まず、通信講座は通学制の予備校に比べ、圧倒的に受講料が安価です。講座によっては、5万円程度のものもあり、金銭的にあまり余裕がない人でも受講しやすいといえます。
また、通信講座であれば、通学の必要がなく、自分のペースで勉強できるため、仕事や育児などで忙しい人でも隙間時間を有効活用しやすいでしょう。さらに、通信講座は、近くに予備校がない人も手軽に始められるので、多くの人に選ばれています。
お金と時間、どちらにも余裕があるのであれば、通信講座と予備校のメリットとデメリットをじっくり比較して検討した方がよいかもしれません。しかし、費用を抑えたい人、もしくは多忙な人には強く通信講座をおすすめします。
行政書士通信講座を選ぶ際に意識するべきポイント
ここからは、行政書士通信講座を選ぶときに意識するべきポイントを解説します。自分が何を重視したいのか、何を求めているのかを明確にすることで、選ぶべき講座がみえてくるはずです。
数ある講座の中から、自分にぴったり合ったものをみつけるためにも、最後までしっかり読んで参考にしてみてください。では、ひとつずつ確認していきましょう。
受講費用
行政書士通信講座の費用相場は、5~20万円といわれています。できるだけ費用を抑えて勉強したいと考えている人は、まず、価格帯を絞って、その中から自分に合いそうな講座を選ぶとよいでしょう。
安い講座は質が悪いのではないかと心配になる方もいると思いますが、そんなことはありません。企業努力で安価を実現している講座も多いため、口コミなどを参考にしてみるとよいでしょう。
サポート体制
通信講座のデメリットは、分からない箇所があっても、すぐに講師に質問できないというところです。それをカバーするために、ほとんどの講座でネットでの質疑応答や添削指導を行っています。
しかし、質問できる頻度や範囲は各講座で決められているので、事前に確認しておくことをおすすめします。こういった学習サポートをうまく活用して、さらに理解が深まれば、モチベーション維持にもつながるでしょう。
教材の分かりやすさ
教材が分かりやすいかどうかも大きなポイントです。たとえば、具体的な例を出して説明している教材であれば、理解度も上がります。反対に専門用語だらけの教材は、初学者にとって理解しがたいでしょう。
それぞれの教材のアピールポイントが、自分に合っているかを確認してみてください。また、文字の大きさやカラー印刷の有無も大切な判断材料です。読み進めやすいものを選んで、学習効率アップを図りましょう。
教育訓練給付制度の有無
講座の中には、教育訓練給付制度が利用できないものもあります。この制度を使おうと検討中であれば、教育訓練給付制度の有無を確認してから講座を選ばなくてはいけません。
通信講座で行政書士を目指す際に注意するべき点
通信講座の場合、通学講座とは違い受験の手続きを自分でしなければいけません。また、受験に関する情報も自分で収集する必要があります。以下の注意点をしっかり把握して、抜け漏れのないようにしましょう。
試験の申し込み
行政書士試験の受験申し込みは、8月1日からの1か月間となっています。ただし、ネット申し込みと郵送申し込みでは、締め切り期限が違うので注意してください。申し込み忘れを防ぐためにも、8月に入ったらできるだけ早く手続きを行いましょう。
また、申し込む前に最寄りの試験会場を調べておく必要があります。試験会場までの交通手段も考えておきましょう。
試験日程
行政書士試験は、毎年11月の第2日曜日に行われます。試験を申し込んでから、3か月ほど間が空いてしまうため、試験日をうっかり忘れていたということがないように注意してください。
まとめ
今回は、行政書士資格講座を選ぶ際のポイントや注意点を詳しく解説しました。行政書士試験は難易度が高く、独学での合格が難しいため、多くの人が通信講座を利用して勉強しています。
各講座には、それぞれ異なる特徴やアピールポイントがあるので、費用面やサポート体制、教材の分かりやすさなどを比較しましょう。そして、何を重要視するべきなのかをしっかりと考え、自分の学習スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
行政書士を目指したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考に通信講座受講を検討してみてください。