行政書士と司法書士は何が違う?それぞれの特徴を理解しよう!

公開日:2022/07/01

行政書士と司法書士は、同じ「書士」がつくので似たような職種だと思われがちです。しかし実際は、仕事ができる業務の範囲が異なっています。資格試験を受けるなら、どちらの資格を目指すべきか悩む人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、行政書士と司法書士の相違点や両方の資格を取得するメリットについて解説します。

行政書士と司法書士は何が違う?

行政書士と司法書士は、そもそも監督省庁が違います。行政書士の管轄は総務省であるのに対して、司法書士の管轄は法務省です。行政書士は、官公庁に提出する許認可書類の作成や代理手続きなど、その名の通り行政手続きが主な業務です。一方、司法書士は、登記または供託に関する代理手続きや訴額が140万円以下の簡易裁判を代理で行うことができます。

行政書士と司法書士は一部重複している業務もありますが、行政書士は行政手続きに関する業務がメインになるのに対して、司法書士はより専門的な法的業務を行い、弁護士に近い業務が行えるというのが大きな違いになるでしょう。たとえば会社を設立する際、行政書士は定款の作成はできますが、会社設立登記は司法書士の独占業務であるため行うことができません。

また、司法書士は一般企業に勤めながら司法書士と名乗って業務を遂行できるというのが大きな特徴です。それに対して行政書士は、一般企業に勤めている場合は行政書士と名乗って業務を遂行できません。

行政書士の資格が有効になるのは、独立したときか行政書士事務所に就職したときです。ただ、行政書士と名乗ることはできませんが、一般企業でも法務部に配属されたら行政書士の知識を活用して働くことができるので、持っていても損にはならない資格といえるでしょう。

行政書士と司法書士どちらの資格を取得するべき?

近年の合格率を見ると、行政書士は10%~15%、司法書士は4%前後となっています。この合格率を見ても分かる通り、行政書士より司法書士の方がより難易度が高いといえるでしょう。

試験内容は、行政書士が6科目、司法書士が11科目となっており、司法書士の方が科目数も多く、覚えなければいけない法律も多いです。大学で法律を学んでいた人ならともかく、今まで法律に触れたことがない人にとっては、その出題範囲のボリュームにハードルが高く感じられてしまうかもしれません。

そのため、同じく難関資格になりますが、比較的合格率が高い行政書士から学習を始めることをおすすめします。なぜかというと、出題科目が多い司法書士ですが、実は一部の科目が行政書士と重複しているからです。具体的にいうと、憲法、民法、商法の3つの科目が重複しています。

もちろん司法書士の方が、より深い知識が必要になるのですが、初めて法律の勉強をする場合は、先に行政書士の学習を開始して知識の基礎固めをしておくというのも1つの方法かもしれません。

両方の資格を取得するのもおすすめ!

行政書士と司法書士の両方の資格を取得するのもおすすめです。前述したとおり、行政書士資格と司法書士資格の出題範囲が一部重複しています。目標が明確になっている場合は別ですが、行政書士の資格を先に取ってから、より専門性の高い司法書士の資格にチャレンジしてみるというのが、法律を初めて学ぶ人にとってはとっつきやすいのではないでしょうか。

また、資格取得後にもメリットはあります。行政書士と司法書士では業務範囲が違います。そこで、2つの資格を持っていれば行える業務の範囲が広がるのです。これは、依頼人の立場になってみるとわかりやすいでしょう。

たとえば飲食店を設立する場合、会社設立登記は司法書士の独占業務になります。しかし、地方自治体に営業許可の申請をする手続きは行政書士の独占業務です。もし司法書士の資格しか持ってなかったら、営業許可申請するために信頼できる行政書士を探さなければいけないでしょう。

司法書士と行政書士に別々に依頼すると、その分依頼料もかかってしまうという難点もあります。その点、行政書士と司法書士の両方を取得している資格者に依頼すれば、会社設立登記から営業許可申請まで1か所で完了させることができます。行政書士の独占業務である官公庁への書類作成・提出は個人でもできますが、官公庁の書類は複雑で少しでも不備があると受理してもらえません。

したがって複雑な行政手続きができて、法律の専門的知識も有しているダブルライセンスはクライアント側から見ても重宝される存在なのです。手間と費用の面から見てもメリットがあるうえ、何より業務の範囲が広がるので顧客と密接なお付き合いができるようになり、信頼度も上がるでしょう。もしも独立開業するときには、行政書士と司法書士のダブルライセンスを取得しているというのは、大きなアピールポイントになるでしょう。

 

以上、行政書士と司法書士の違いについて解説しました。名前が似ていることもあって細かい業務の違いがわかりにくい行政書士と司法書士ですが、それぞれ独占業務があり、業務の範囲が異なっています。より専門的で業務範囲が広いのは司法書士ですが、私たちの身近にあって複雑な官公庁への書類申請などは行政書士の独占業務です。より仕事の範囲を広げたければダブルライセンスの取得がおすすめです。将来自分がどのような働き方をしたいかを考慮して、効率的に学習をすすめていきましょう。

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