行政書士になりたい社会人の方必見!おすすめの勉強方法
行政書士は国家資格の一つです。取得すると官公庁に提出する書類や権利に関する書類の作成、事実証明に関する書類の作成など行政書士にしかできない仕事で報酬を得られます。
今回は、行政書士のおすすめの勉強法を紹介します。
最初に教材を一巡し全体を把握
行政書士の試験範囲は広く、資格取得には600〜1,000時間の勉強時間が必要とされます。当然、必要な知識量は多いため、全範囲の理解にかなりの時間が必要となります。
広い範囲を学ぶときは、最初から完全な理解を目指すのではなく、試験範囲の全体把握をすることが重要です。そのために、最初は教材を一巡しましょう。
すると、自分が得意な分野と不得意な分野がわかってきます。自分がどの分野を集中して勉強するべきかが見えてくるので、学習計画をより精密にたてることが可能です。
分野別対策で基礎力アップ
次に取り組むべきことは分野別の対策です。行政書士は以下の分野から出題されます。
・基礎法学
・憲法
・民法
・行政法
・商法・会社法
・政治・経済・社会
・情報通信・個人情報
・文章理解
配点が最も高いのは行政法で、民法、政治・経済・社会、憲法と続きます。行政書士の試験は300点満点で合格点は180点で60%得点すれば合格となります。一見、60%ぐらいなら合格できそうな気がしますが、2022年度の行政書士試験合格率は12.13%で、かなりの難関試験です。
行政書士の試験に合格するポイント
行政書士の試験に合格するポイントは2つあります。1つ目は過去問演習を行いながら分野ごとの出題傾向を踏まえ、徹底的に問題演習を繰り返すことです。
2つ目は過去問で対策しきれない記述問題や、過去問で出題されていない新しい問題に対応する力です。
特に、2つ目の力を育てるには暗記力よりも理解力が必要です。参考書で理解が不十分であれば、資格予備校やオンライン授業などを受け、わからない部分を質問できる環境で学習したほうがよいでしょう。
模試や過去問を利用し自分の実力をチェック
どれだけ勉強しても、本番でどのくらい得点できるかは未知数です。自分の実力を測るのに役立つのが模試です。
模試ではいままでに見たことがないタイプの問題も出題されるため、自分の理解力や習熟度をはかることが可能です。資格予備校の中には公開模試を実施しているところもあるため、事前に調べて申し込むことを勧めます。
また、過去問を利用することでも知識の理解度を確認することも可能です。
模試や過去問は解いた後やりっぱなしにしがちなので、必ず復習を心がけましょう。間違えた問題や得点できなかった問題については「なぜ間違えたのか」「なぜこのような答えになるのか」という理由を追求し、理解できるまで解説を読み込みましょう。
まとめ
今回は行政書士になりたい社会人のため、行政書士の勉強法について解説しました。
行政書士は合格率が10%前後と難易度が高い試験であり、勉強時間がとりにくい社会人にとってかなり困難な資格です。
しかし、すきま時間を利用してしっかりと対策することで社会人であっても合格することができます。ただ、効率よく勉強するのであれば資格予備校や、オンライン授業の受講も検討したほうがよいでしょう。